皆さんは『成績が良い子』と聞くと、どんな子を思い浮かべますか?
バリバリに勉強している子?はたまた習い事(塾など)をしている子?
大体の人は『家で沢山勉強をしている子』と答えると思います。
でもたまーに、遊びまくっている子で成績が良い子っていませんか?
人から見るとしょっちゅう遊んでいる感じがするのに、何故かテストの点や成績が良い。
『あの子、結構遊んでるはずなのにいつ勉強してるの?もしかして生まれ持った天才だから出来るのかしら…』
なんて思っていたら大間違い!
確かに元々の素質なんかも関係する所はあると言われていますが、そういう子は『遊ぶことも忘れないし、勉強する時間も確保する』が習慣付いている『習慣の天才』なのです。
そこで今回は習慣の天才と遊んでばかりいる子との違いをお話していきたいと思います。
遊んでばかりの子は勉強自体をやってない

そもそも『遊んでばかりいる子』ってその名の通り、遊んでばかりいるのです。
当たり前だけど、本当の話。
普段学校がある日の平日、土・日の休みの日、『勉強』に向かう時間ってありますか?
とりあえず学校から出された宿題をやって、もし塾などに通っていた場合その塾の課題などをやけくそで終わらせて終わり!ってしていませんか?
確かに「宿題」も「塾の課題」も勉強の一環だけど、それを単にやっつけ仕事のように終わらせてこなすだけじゃ成績は良くなりません。
一応本人的には頑張ってやったに違いないけど、それが良い成績に結びつくかは…分かりますよね?
出された物だけをチャチャッとやって、それ以外の時間は友達と遊び歩いていたり、家でずっとゲームをしていたんじゃ勉強に使う時間が短すぎて脳に定着しきれない事がほとんど。
だから単に遊び歩いているだけでは、成績が良くなるなんてほぼ不可能です。
遊ぶ事を忘れてない「習慣の天才」は勉強の時間も必ず確保している

人から見て勉強を全くしていないように見える子は、本当の裏の部分を見せていない事がほとんど。
本人からすると別に隠してるつもりは無くても、当たり前に習慣付いていて、あえて人に話すほどでもないと思って言わないだけなので特別秘密にしている訳でもないんですよね。
この『遊ぶ事も忘れてない子』と言うのは、遊びもストレス発散になるし友達と触れ合えて楽しいから勿論時間を確保します。
でも遊び以外の時間は10分でも良いから、今日返ってきたプリントの見直しや学習したことを思い出す時間に使ったり、通信教材を2ページでも良いからしっかりやるなど何かしら宿題以外でも勉強に携わる時間を確保しているはずです。
そして土、日なんかは学校も無いですし、あまり遊びの予定を入れる子もいないので絶好の勉強日。
ここで少しだけ次にやる学習の予習をしておいたり、今週習った分の復習をしたりして常にインプット・アウトプットを繰り返しています。
当たり前に隙間時間や休日を使って、勉強自体に触れる機会を作っている。
それも頭を使って、やっつけ仕事のようにやるのではなく、1つの学習でもしっかり頭に記憶させながら苦手を潰しながらこなしていく。
だから遊んでばかりの子が本当に遊びまくっている間に、頭を使ってきちんと勉強に向かう時間も確保しているのが遊びも忘れない習慣の天才くんです。
でもこれには親のサポートも必要不可欠

子供ってやっぱり親の目がある所の方が頑張れたりするもので、1人こもってやっているとモチベーションが上がらなくなったり、すぐに集中力が途切れたりしてしまいます。
私もその昔、自分の勉強部屋を作ってこもってやった事がありますが、まぁ〜勉強しません!
何せ誘惑してくるオモチャやシール帳、レターセットなどなど…色々集中力が欠けるようなものも置いてあったので、親が見ていないのを良いことにすぐ勉強を放り投げて遊んでました。
でも最近では『リビング学習』と言って、人目につく場所・そして遊び道具などが近くに無い場所としてリビングが推奨されています。
親が近くにいる環境でやると、分からない事があった時にすぐ聞けるし、やっぱり誰かが見ている!と思えばなんとなく頑張れるもの。
ちょっと勉強時間が長くなってきた頃に、ママがお菓子やホットミルクなどを持ってきても良いですし、近くにいてサポートしてあげたり一緒に勉強するのも良いですね。
そうやって親子で勉強にとりくめると、勉強のハードルも下がって子供も割とすんなり入りこめちゃいます。
自分でやってね!やっといてね!だと分からない事をそのままにしがちだし、ママが分からない所をしつこく聞かれて嫌な顔をすると、子供も「聞いちゃダメなんだ…」って思ってどうして良いか分からなくなるし、不安なまま学校で勉強することになります。
成績が良い子は親がスケジュールを管理できている事が多いなぁと感じていて、今空き時間だから少しやろっか!と一緒に協力して勉強しています。
そうやって親の方からも時間を捻出してあげたり、タイミングを提案して一緒に行動してあげる事で、子供も徐々に遊びと勉強の切り替えが出来るようになっていきます。
全員が全員必ずしもそうとは限りませんが、やはり親と子で一緒にスケジュールを管理できると、習慣が勝手についてきて『遊びも忘れない習慣の天才』になれる可能性が高くなりますよ!
子供だけに判断を任せず親も一緒になってとりくめると、遊びと勉強のメリハリがついてどちらも楽しむ事ができるようになりますよ。
まとめ
一見一緒に遊んでいて勉強していなさそうに見える子も、実はちょっとした空き時間のタイミングを使って勉強に励んでいたりします。
明日からの単元を少し予習してみたり、通信教材を2ページだけでも進めてインプット・アウトプットを上手く繰り返しているんですね。
特に土・日なんかはずっとお出かけをしている訳じゃなかったりするので、絶好の勉強チャンス。
午後からお出かけなら、午前中に通信教材を少しでも進めちゃう!とか時間を区切って1日のスケジュールを組み立てるのが上手なんですね。
でもそこまで行き着くには親の助けも必要。
親が時間を見て、この時間ならできる!と思ったタイミングで声かけをして、一緒に座って勉強を見てあげたり協力する姿勢もないと子供はすぐに飽きたり集中力が切れがちになります。
『遊んでばかりの子』は本当に遊ぶことばかりで勉強するのを避けている子で、『遊びも忘れない子』はあくまで遊ぶことも忘れていないだけでそれ以外の時間できちんと勉強に関わる時間を設けています。
そこを勘違いしないように。
皆外では家の中の事まで喋らないものなので、見えていないだけで実は上手に時間をやりくりしているだけだったりするのですよ。
習い事で忙しそうなあの子も、遊んでいるのを結構目にするあの子も、実はメリハリをつけてできる『習慣の天才くん・天才ちゃん』かもしれません。
外の姿だけで騙されないように。
それでは。
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