小学生時代って皆さんはどう過ごしていましたか?
私は「遊び」がパッと浮かんでくるので、遊びメインで過ごしていたような気がします。
でも遊びばかりじゃダメなのが小学生。
本当に遊びだけで毎日を過ごせるのは、幼稚園までだと思います。
小学生のバランスは「遊びも勉強もそれなりにしておく」が正しいです。
どちらか一方を沢山やるのでは無くて、小学生だからこそ「よく遊び、よく学ぶ」です。
今回は小学生時期に大切な「遊びと勉強のバランスの重要性」をお話ししていきたいと思います。
なぜ小学生の時に遊びも沢山した方が良いのか?

まず中学生になったら自由に遊ぶ時間ってそんなに無いですよね?
小学生の頃に比べてグッと勉強も難しくなりますし、家に帰ってからも勉強勉強の毎日になります。
それに加えて「部活動」も入らなければいけない学校が多いですよね?
そうしたら自然と「自由な時間」って減りませんか?
自分の時を思い出しても、遊んではいたけど皆勉強がメインになって部活動も土曜日にあったりと忙しかった記憶の方があります。
だから小学生の比にならない位自由な時間が減ります。
私の中学生時代を思い出しても、夜6時まで部活でその後自転車に乗って帰り、家に着くのが6時半頃だった記憶があります。
そこからご飯を食べ、お風呂に入って気付けば9時とか遅い時間になっていました。
寝る時間も10時とか、テスト勉強期間になると0時に寝る…なんてしょっちゅうです。
ここは人それぞれですが、明らかに小学生の時のように時間が余ったり好きなことをする余裕が減っちゃいました。
だから小学生位までですよ、遊びも思いっきり楽しめるのは。
中学生時代も遊んではいたけど、部活動が一緒の子と遊ぶことが増えたし小学生の時みたいに色々な子と遊ぶってあんまりしなかったですね。
部活も違えばタイミングも合いませんから。
だから遊びも小学生のうちに沢山しておかないと、勉強ばかりで青春を終わってしまうのは勿体ないなぁって思います。
それから人間関係のあれこれも小学生の時に学んでおかないと、中学生になれば友達関係でも悩むことが増えます。
そういうのは遊びを通して喧嘩もしたり加減を知ったりする所もあったので、小学生の時こそ色々なお友達といっぱい触れ合って色々な性格を知っておいた方が良いです。
小学校高学年なんてまだ序の口で、中学生からが本格的に友達関係でも悩むことが増えます。
私もお友達関係で本当に悩み始めたのは、中学生からですから。
合う・合わないもハッキリしてくるし、もはや小学生の時の仲良しさんやどういうグループに属していたかでほぼその後の自分の立ち位置も決まってきます。
やっぱり中学校に入っても、小学校時代の仲良し組は結構固まっていて絆が深いですからね。
で、小学校高学年頃に結構目立つグループにいた子達はだいたいその後の学校生活でも目立つポジションにいます。
目立つから良いとか静かだからだめじゃなくて、小学生時代に自分が本当に仲良くいれる子を作っておかないとその後何かあった時に相談したり助けを求めれる相手がいなくなるのであながち小学生時代の過ごし方って無駄にならないですよ。
仲間作りの最初でもあるし、あまり勉強を意識せずに遊べるのは小学生の内だけだと思って下さい。
勉強の基盤になるのが小学生

かと言って小学生だから遊びまくるぞー!!じゃ、ダメなんです。
勉強って積み重ねじゃないですか。
小学生の内に基本的な事を色々学んで、中学生からはもっと複雑に範囲が広がっていきます。
今日習っている事が来年、はたまた中学生・高校生まで繋がっているんですね。
だから小学生のうちにやっておきたい事は「学校の授業には普通についていける」っていう自分を作っておくことです。
それさえ出来ていればとりあえず勉強は理解できている訳ですし、テストも点数がとれます。
小学生のうちはむしろそれが重要ですね。
一歩先の勉強は、それすらも余裕でついていけて物足りない人がやれば良いです。
とりあえず当たり前に授業を受けられる状態である事が小学生の間は超重要です。
それから、勉強と一言で言っても学校の授業やテストだけじゃなくて「家庭学習」も含まれています。
この「家庭学習」の癖が小学生のうちにつけられているかどうかは中学生からの家庭学習にとっても影響してきます。
中学生はほぼほぼ家庭学習の仕方でテストの点が変わると言っても過言じゃないですね。
「学校の授業以外の時間」ですね。
みっちり勉強漬けになるとかそんなのはいらなくて、毎日学校から帰ってきて授業の復習を出来るかどうかです。
溜めて後からやろう!はとっても危険です。
その頃になると、「あれ?なんだったっけ?」と忘れてしまっている事も良くあるのでその日の内にもう1回復習する事です。
毎日1時間勉強するのと、テスト期間だけ徹夜して勉強するのとだと勉強に触れてる日が多い「毎日1時間」の人の方が結局テストも点をとれていますし、テスト前に焦って徹夜をして寝不足になってまで勉強漬けになるなんてしなくて良くなるのです。
勿論徹夜が意味ない訳ではなくて、それなりに点数が取れちゃう子もいるけど、1回限りの勉強で終わってしまうので脳に定着させた勉強じゃなくていつか忘れてしまうんです。
で、これが後々に大変な事に。
中学生にもなれば、勉強+部活+(習い事の人もいる)でこなさなければいけない事、時間に限りがあり本当に家に帰ってからの隙間時間の使い方次第で、大きいテストが出てきた時・普段の授業に難なくついていけるかも変わってきちゃいます。
で、この色々な勉強の基盤になるのが「小学生」です。
毎日1時間でも良いから勉強に触れる時間を作っていたか?で、継続して勉強する事・脳へ定着させる事の習慣が当たり前なのか?そうじゃないのか?が違ってきます。
小学生のうちに「授業を受けて宿題をやって終わり」ではプラスαが足りないですね。
私の子供の場合は「進研ゼミ」ですが、進研ゼミだけに限らず「授業前に予習することがとっても大事」ということを案外知らない人が多いような気がします。
復習にフォーカスを当てがちですが、どちらかと言えば「予習+授業+復習」が正しい習慣です。
授業を受けて理解できる子ならOK!中には理解度が高くて、とりあえず教科書を見て授業で話を聞いていればなんとなくこういうことね!と理解出来る子もいるので。
ただ、大半の子は「え、どういうこと?」って事が授業中にありますよね。
でも授業の時間って限られているし、周りに他の子もいるのであんまり個人的な質問が出来ないで終わるじゃないですか。
で、帰ってから「なんだったんだろう…」って。
その「え、どういうこと?」を先手を打って理解させた状態で授業に挑めば、授業中にポカーン…が無い状態で安心して取り組めますよね。
授業+復習のみで理解できる子なのか、予習を足さないと理解が難しい子なのかの判断を誤ってはいけないです。
前もってこの勉強に触れさせておく必要がある!と判断した子には、先に「予習」を足す癖をつけさせないと今後もっと大きくつまずきますよ。
小学生のうちは「勉強と遊びのバランスを養う時期」である

私が思うに小学生の時に必要なのは「勉強も遊びもバランスをとって偏らないようにする」じゃないかな。って思います。
社会人になっても仕事ばっかりの人っていなくて、仕事もオフの時間もどっちも大切にできる人の方が頭も良くて効率が良い人が多いです。
空いた時間を自分なりにどうしたらストレス発散とか、自分の為になる使い方が出来るかを考えているので決して仕事ばかりをしてる訳では無いです。
どこかでオン・オフを切り替えるタイミングが必要で、それをいかにバランスを取れるかなんです。
それって小学生の時から始まっていませんか?
だから小学生のうちは「よく遊び、よく学べ!」と言われるんです。
学校にそれなりに縛られる時間があって(将来で言う仕事)、それさえ終わってしまえば自由な時間もある(仕事以外のオフの時間)。
これをあなたはどのようにして、上手く両立させ使いこなせるのか?を試されている期間ですね。
誰に試されている訳でも無いんですけど、自分で自分を試さなければいけない時期に入っているということです。
勉強ばっかりじゃ発散できないし(仕事ばかりではストレスが溜まる)、遊んでばかりじゃ勉強を理解できない(遊んでばっかりだとまず仕事に集中できないし、仕事でも怒られまくる)。
じゃあどうやってこの2つをバランス良くこなして行くのか?を子供自身と親が一緒になって見つける時期、それが「小学生」なんです。
やる事の難易度が上がっても切り替えれる人はいて、普通に遊びもしています。
だけど遊んでばかりじゃ簡単にはこなしていけないことも増える。
だから小学生は時間で見ると「縛られる時間+自由な時間」がほどほどにあるから、どちらも経験しておかないともっともっと難易度が上がった時にこなしていけるのかな?って言う現実にぶち当たる時がきます。
遊ぶ時間がない!じゃなくて、「遊ぶための時間をいかに作るか」であって、勉強する暇がない!じゃなくて「いかに勉強に触れる時間を自分で作れるか」なのです。
小学生で忙しい!なんて言ってたら、中学生より先はどうなるんでしょうね??
忙しいじゃなくて、忙しくしている何かがある。って思った方が良いです。
例えばそれが「習い事の多さ」だったり、学校以外の時間の何かですね。
部活をやっていても成績が良い子は沢山いるし、やれる子はやります。
自分から勉強できないのなら、親がどうにかして一緒に勉強を解く時間を作る。
習い事が多すぎて、練習量が半端じゃなくて授業や勉強についていけなくなっているのなら何かを減らす。(キャパオーバーだから)
遊ぶ時間が無いのなら、親も一緒になってどこまでを今日こなせば良いのか?を一緒に見つけて一緒に取り組んであげる。で、遊ぶ時間も確保してあげる。
だから何度も記事にしてきましたが子供が小学生のうちに「親が試されている」のが正解ですね。
子供って自分で判断できるほどそこまで経験出来ていないので、今目の前の事で精一杯になります。
それを先に経験してきた親がどう子供に時間を使わせてあげられるか?が親の役目でもあります。
本人が辛そうなのに習い事を続けさせたり、学校と遊びのバランスが崩れまくっているのに子供が馬鹿だから。と放置しておくのか。
それで将来的に困るのは子供自身なので、もしかしたら精神的に爆発してしまうかもしれませんし。
だから子供の様子を観察して勉強と遊びどちらもやらせてあげられる手助けを親がしてあげる事が重要です。
もし今どちらかに偏っているようなら、それは親の手助けが足りているのか+子供に対して色々キャパオーバーになる事をさせていないかをもう1度見直した方が良いです。
まとめ
なぜ小学生のうちは「よく遊び、よく学べ」と言われるのか。
それは中学生、それよりも先にもっともっと両立を求められる事が増え、限られた時間でいかにそれを両立させる事ができるのか?の力を養っておかないと、精神的なバランス・社会的なバランスが取れなくなるからです。
勉強漬けになれば他の何かで困る時が出てくるかもしれないし(人間関係とか仕事とかで)、遊びばかりだと将来役に立たない人になっちゃう可能性もあります(遊びを仕事に繋げられたら大成功ですが)。
小学生は割と自由に選択して、自由に使える時間もあるからこそ、いかに子供と親でベストな時間の使い方を見つけられるのかにかかっています。
将来のために先行投資も大事だけど(習い事とか)、ただ中学生以降に忙しくなってくれば必然的に削らなければいけないものが出てくるので、今から習い事とか勉強ばっかりに縛り付けるのは良く無いですね。
本人がやりたいから〜って言ってる人たまに見かけますが、それで子供が元気そうで勉強とかもこなせているのなら全然良いと思います。
本当に好きでやっているんだなぁって思いますし。
ただ、「遊びたい」とか「勉強わからない」とか「もっとママとゆっくりしたい」とか何か子供が望んでいるのにそれに答えてあげないのは間違いです。
ママも忙しいから確かに全てを子供のための時間として費やすのは無理だけど、ママ自身も何かを削って子供と関わる時間・子供のために一緒に取り組む姿勢はとっても大事です。
甘やかすのではなく、子供を見て親が判断をしてあげる力ですね。
それが欠けてしまうと子供は小学生の貴重な時期に全然遊べないで終わったり、勉強も分からないまま進んでしまってついていけなくなって辛くなったり本人が何かと苦しんでしまいます。
小学生の自由な時期に「遊びも勉強もどちらも楽しむ」という環境を作っておくことが1番重要な目的だなぁと思います。