お子さんは進研ゼミをどのように活用していますか?
また、進研ゼミを自ら進んでやっていますか?
進研ゼミって最初こそ興味を持ってやってくれるものの、ちょっとずつテキストや赤ペン先生が面倒になって最後には付録だけ使って放置…なんてお家も多いのでは?

ダメダメ勿体無い!
進研ゼミは「親」が色々工夫をつけ加えてあげるだけで一気に取り掛かりやすい教材になるんですよ。
元々分かりやすい進研ゼミだけど、もっとママの手を加えて子供のやる気をアップさせちゃいましょう!
進研ゼミが続きにくい理由って?

進研ゼミって上手く使えれば、普通に学校の授業が分かってスムーズにテストを受けられる位優秀な物になるんですよ。
でも何故か一旦離脱してしまう子が多いんですね。
それは、「家」という環境と「親」という存在が関わってくるからです。
塾って他の生徒さんもいたり先生がいたりしてサボれる状況に無いじゃないですか。
でも通信教材って「家」でやるものだから、ゲームとかテレビとか遊びのものが近くにあったりして気が散りやすいんです。
それにスイッチの切り替えが難しいからついだらけちゃう。
そんなこんなで明日ね…明日ね…とやっているうちに次の号が届いちゃった!なんて事ありませんか?
環境的に休むこともできるし、寝ることもできるし、遊ぶこともできるしどうとでも好きにしやすい家はつい余計なことがよぎって集中できなくなるのです。
もうそっちの頭になっちゃったら勉強なんてやっつけ仕事みたいなもん。
業務的にしかやらなくなるから、きちんと理解せずに適当に流してやっちゃって「終わらせれば良い」みたいに投げやりになってどんどんサボりがちになります。
環境的にスイッチの入れ替えが難しい場所でもあるから、本人のやるぞー!っていう気力がないと中々進められませんね。
あともう1つ挙げた「親」という点。
もう最近では結構色々な人が記事にしているので目にしたこともあると思いますが、進研ゼミほど親の関わりが深くないと続かない教材なのです。
と言うか、通信教材系は皆そうかな?
子供って勉強に対するやる気ってそこまで持続しないし、そもそも家という環境で自ら進んで進研ゼミを持ってくる子って少ないんじゃないでしょうか?
となると、親が誘導する必要がありますよね?
でも親はつい「早くやりなさい!」とか「いい加減いつやるの!?」と声をかけがちで、最初こそ「進研ゼミをやらないのー?」と優しく言うけど、あまりにも動きが遅いとガミガミ言ってしまいたくなりますよね。
それで余計にだるがってやらなくなったり、サボったり。
勉強が相当好きな子じゃないと大抵はサボる方向でしか考えないので、「やりなさい!」だけだと1人で机に向かってやるという難易度の高いミッションになって余計に嫌がるようになります。
で、付録だけ楽しみに毎月待つようになる!という現象が起こり始めるのです。
これが続かない理由ですね。
まとめると、
- 環境的に難しい場所だから
- 1人で黙々と机に向かわなければいけないっていう難易度の高さがやる気を低下させる
です。
進研ゼミをどう使えば離脱せず続けられる?

なんとなく進研ゼミを家で続けるのが難しい理由が分かってきた所で、本題。
進研ゼミを一体どうやって活用すれば上手く続けられるのでしょうか?
それは上で話した内容を「親が解消してあげる」というのがポイント!
例えばルールを決めます。
でもこのルールは親が強制的に決めたルールではなくて、本人に選択肢を与えて決めさせます。
例えば、
「遊びに行く前にやる?」
「遊びから帰ってきたらやる?」
「朝早く起きてやる?」
という質問です。
そうすると本人なりに自分が良いと思う時間帯を選ぶはずです。
ただしうちの子を見て思ったのが、日によって凄く疲れていたり宿題がちょっと多くて今日は難しそう…という日があるということ。
それなのに「決めたから!」と言って無理矢理やらせても頭には入らないんですよね。
だからもし今日出来なそうだったら土、日にまとめて多くやる!という方法でも良いです。
そうやって一緒に話し合ってある程度のルールを決めましょう。
あと、ゲームなどのルールも決めること。
やっても良いけど、1時間なら1時間だけと決めて「進研ゼミの前か後か」を選ばせます。
家だから好きなものが側にある状態で我慢して勉強をしているって子も少なくありません。
好きな趣味の時間も大事だし、進研ゼミを活用する時間も欲しい。
それを両立させるためには親と子でルールを決めるのが続けるコツですよ。
親がやってあげられる工夫は?

私はルールだけじゃなく追加で工夫しています。
ルールを決めるだけですんなりやってくれる子も事実いますし、それだけじゃまだやる気を出せない子もいます。
まだやる気を出せない子にはどうしたら良いか?
それは、「やる気を出せない理由を探る」です。
「なんでチャレンジをやりたくないの?めんどくさい?怒んないから言ってごらん」
とゆっくり話しかけてみてください。
そうすれば子供なりの理由を話すはずです。
「ぶっちゃけめんどくさい」とか「だるい」とか「解いてても分からない」とか。
まぁ勉強を楽しい〜!!ってハッピーにやってくれる子なんて限られてますから、ほとんどの子がめんどくさがるんじゃないでしょうか?
そこで聞いてみて欲しいのが「ママ・お母さんが側で見てあげるから2ページくらいやれる?」です。
2ページやっといてね!じゃなくて「見てあげるし、質問にも答えてあげるからとりあえず2ページやってみようか」という方法。
これ、難易度低くなりませんか?
誰かが見てくれて、分かんなかった時は聞いて良いんだ!って思えれば子供ってそこまで抵抗しないもんなんです。
実はこの「親が一緒に見てあげる」というのが大事。
通信教材ってテキストだけ渡して自らやる子なんて少ないんですよ。
やっぱり親が声をかけてあげて側で見てあげるくらいしないと、問題文で分からないところが出てきた時に一気にやる気を無くしますし1人で黙々と作業のようにやるのはつまらないのです。
だから親が側で見てあげる。
そして分からない所が出てきた時に、ヒントを出してあげる。
そうすると子供は一気に答えに近付いて「あ!」となりますから、そこが「勉強って分かれば楽しい」に繋がります。
これが繰り返されると進研ゼミで練習していた基礎を学校でも活かせるようになりますから、学校で勉強に対する苦手意識が無くなって楽しく授業を受けられます。
これが大事!
散々通信教材って親の関わりが重要って言われてきましたが、やっぱりそこは避けられないのです。
この記事でも書いたように。

子供だけではモチベーションが上がらない所を親がとっかかり易くして、スッと勉強に持っていく。
これで進研ゼミを上手く活用できるようになります。
国語の問題なら、ヒントらしき文章の所にマーカーペンで一通り引いてあげて見つけやすくしてあげたり。
算数なら噛み砕いて教えてあげたり。
例えば1cmは10mmと言うのがイコールなんだって頭で理解するのは難しい!
その時に親が定規を持ってきて、きちんと見せてあげなければいけません。
で、分かるまで教えてあげる。
2cmだったら何mmになるんだろうね〜?とか。
それで答えられるようになれば理解してきた証拠です。
そこを「定規見れば分かるでしょ!」とか言っちゃうとダメなんです。
親が細かく分かりやすく進研ゼミのテキストに合わせて砕いてあげると、とっても子供は理解しやすくなって楽しめるようになりますよ。
親がめんどくさがらずに教えられるのなら、進研ゼミをやめなくて大丈夫!
子供が隣で見てて欲しい!って言うなら2ページ分だけでも良いから側にいて見てあげてください。
進研ゼミに対するやる気が見られなくなったら、親も一緒になってルールを決めて子供に選ばせる。
そして分かりにくい問題が出てきたときも「聞いていいよ!」って安心させてあげる。
これが進研ゼミを上手く活用するために必要なサポートですよ!
まとめ
先生次第で授業の進み具合や理解度が変わると言われている位に環境って物凄く大事で、進研ゼミをやってるから成績が良いとか理解度が上がるじゃなくてどれだけ周りのサポートがあるか?が物凄く重要なんです。
いくら優秀な教材があっても、1人ではモチベーションが下がってしまう時があるんです。
進研ゼミって物凄く分かりやすいし、イラスト付きで子供も飽きないように出来ているけどやっぱり「勉強をしなきゃいけないんでしょ」って思うと、あんまり勉強が好きじゃない子からすれば教材を開くことすら苦痛なんです。
でも進研ゼミは学校の進度に合わせて問題を出してくれるし本当に予習で使えれば最強とも言えるくらい優秀なんですよ。
ほぼこれで学校の授業はすんなり聞ける!って言うくらい。
だけど使い方が悪いとそれは活かされません。
それは子供だけに任せていてはダメなんですね。
親がとっても重要。
進研ゼミのテキストにマーカーペンで引いてあげるとかは勿論私流のやり方ですが、優秀な教材を使っても分からない問題が出てきた時にすぐ聞ける相手がいてスラスラ使いこなせることが1番上手く活用できる活用法ですよ!