よく大金を持つと人が変わったように態度がでかくなったり、上から目線になったり、癇に障るような事を言うようになってきたり人間性まで変わってしまう人っていませんか?
これが結構いるんです。
誰しもあり得る事で、お金で苦労した人ほど大きなお金を持つと狂ったように使う場合もあると言います。
「生きる」と言うのは「お金」が無いと無理な訳で、食べることも住むことも服を着ることも全てお金が絡みます。
ただこの「お金」の基準は人それぞれで、お金を持っていても必要最低限の生活をしてたまに家族でパーッと旅行でも行くかぁ〜位の人もいれば、昔とは違う人かのように欲求の赴くままお金を使う人もいます。
お金ってそれ位心の余裕を作ってくれたり、なんでも出来てしまう自由さもあるので使う人次第でお金は様々な使い道を果たします。
ただこのお金、厄介な事に「人格」まで変えてしまうと言われています。
男の人で就職をして良いポジションにつき大金を手にした途端、態度がでかくなったり昔のような謙虚さもなく仕事もサボるようになった。と言う事も良くありますし、玉の輿婚をしてお金に不自由の無い生活になった途端自分では気付かないうちに傲慢になって周りへの配慮がなくなる女の人もいます。
これって一見「お金が性格を変えた」と思われがちですが、真の理由は別にあるのです。
そこで今回はお金を持って人格が変わりだした人に起こっている実態をお話ししていきたいと思います。
「お金」を自分でコツコツ作り上げた人に傲慢な人は少ない

今テレビで取り上げられている凄い人だったり、周りにいるお金を沢山稼いでいる人って「人から与えられてお金持ち」になっているのではなくて自分で1からレールを作り上げてコツコツお金持ちになっていった人が多いんですよね。
なので最初からお金持ちだった訳ではなく元はギリギリの生活をしていた人も沢山います。
そこからどうやって自分のやりたい事を形に出来るか?とかどうやったら成功出来るのか?を沢山考えて試行錯誤しながら頂点に上り詰めた人が今成功してお金を持っている人達です。
こうして1から自分で作り上げていった人達は苦しい時や辛い時を知ってお金を持てるようになった人達なので嫌味がなく、周りにもちゃんと感謝出来る人が多かったりします。
自分がどん底の時に助けてくれた人、決して自分1人ではなく周りの理解者もいたことを胸に、奢ることなく謙虚にしています。
下を知り上も知ると言うことですね。
ちょっとずつお金を持ち始めるので、突然手にした人に比べて「お金」に対する使い道も自分なりのルールがあったり人に何かの形で与えられる人も多かったりします。
ですから自分でお金を稼げるようにしてきた人は薄い自慢話しとか、薄い知識とか中途半端な発言はあまりしないです。
しかも自分には合っていたけど、必ずしもこのやり方が他の人にも合っているとは限らない事を知っているので別に自分がやってきた事を自分からひけらかす意味も無いですしね。
ただしその知識を欲しがったり、その過程を知りたいとお願いされれば聞かれた事に対しては「自分の意見」として述べることはありますが自分から聞かれてもいないのにあれこれ語る人は少ないです。
自分でお金を持てるようになった人達は割と謙虚な人が多いと言うのはこういった過程もありきだからなのです。
人の助けありきのお金持ちではなく、自分で1から作り上げていったお金持ちは苦労した時も忘れていないのであまりお金に溺れることも少ないですし、自分自身も下を知っているので人を馬鹿にもしません。
親がお金持ちで産まれた時からお金に苦労しない家庭で育った子

「お金持ち」と言っても自分で稼げるようになった人と、自らではなく「親」がお金を稼げるお家で育った人も沢山います。
全員では無いですが、あまりお金で苦労しないで心に余裕のある家庭で育った人達はおっとりしてたり平和主義な人が多いです。
産まれた時から「物」に困ることが無いので、あまり人を妬んだり羨んだりしないですし親も家庭内でゆとりを持って接していることが多いので案外お金持ちの子はマイペースだったり優しい子も多かったりします。
たまに意地悪そうな子もいたり、権力で握り潰そうとする子もいますがそれはパパの影響と言うよりお金持ちの人と結婚をして偉そうにする女の人、つまり「お母さん」がそういう気質があるとそれに影響されてなんでもお金で解決しようとしたり偉そうにしたりする所が似てきます。
家庭内でもどこどこの子はこうで〜…とか、テストの順位は!?とか競っている発言とかがあると子供も知らないうちに「人と比べることで上・下をつける」という性格が出来てくるので、同じお金持ちでも両親の関係性や口にする物言いや内容で違いが出てきます。
でもご両親がお金に甘んじることなく、平均的な感覚をしっかり教えてきたお家の子はお金持ちでも一般的な家庭の子達とも変わらず接してお金も大金を持って遊びに行かせたりなんでもOK!のようにはさせていないです。
「お金」で変わる人は一体何が変わってそうなるのか?

さて本題です。
お金に困らなくなって性格が変わったように感じる人…
それは「急にお金を持って我慢していた根の性格が解放されるから」
これに限ります。
お金を持っても使い道が良く分からなければ使う意味が分からないので、使いません。
でも急に大金を手渡された時に変わる人と言うのは「我慢を強いられていた人」が多数です。
実家が貧乏でお金が自由に使えなかった。
やりたい事・本当に欲しいものもろくに買えなかった。
そうやって沢山お金がない事で欲求が叶えられなかった人は、突然なんらかの形で大金を持つとここぞとばかりに使います。
そしてそれだけでは満たされず周りの人にもなんだか言いたくなっちゃったり、見せつけたくなってしまう心理が働くのです。
ただこれの厄介な所が自分ではそうなっている事に気付いていないと言う事です。
突然舞い込んだお金持ちの環境が自然と内に隠していた欲求と共に自由に解放されて、気付かぬ内に食べるものも着るものも住むお家も激変させてしまいお金のレベルを上げてしまうのです。
で、それが普通だと思ってしまうのです人間は。
今ある環境が自分の普通だと認識してしまう人が多いので、溺れるのも無理はありません。
人から見れば「贅沢」って思う事でも自分の中では「普通」とか「必要」って思ってやっているのですから、今まで付き合っていた知人達と疎遠になるのも無理ありません。
だってその時に知り合った人達はその時の自分に合った人達だから、お金の感覚や環境が変化してしまえばこちら側かあちら側が違和感に気付いて離れてしまいますから。
この違和感こそが「お金を持って変わったね…」なのです。
立つステージが変わってしまったから一緒にいてもお金の感覚や話が合わなくなる。
ただこの違和感と言うのは「お金を持った方」が相手に合わせなければ上手くいきません。
買うものや生活が豊かになった人がそのまま人に伝えてしまったり見せてしまうと、それは「自慢?」「癇に障るんだけど」となりかねません。
これってもう「根の性格」が全てです。
お金を持った途端嫌味っぽくなったり、自慢してるつもりはなくても人からは自慢?と捉えられたり、発言が上から目線になったり、お金がある余裕さが逆に癇に障ると感じたり
これはもうその人が元々こういう気質を持っていたけど、お金が無かったり隠したい何かがあって他の人の前では我慢していた感情が一気に解放されて、お金の自由さと共にやりたい事もほとんど解決できるようになるので「我慢」が必要なくなって喋ることや話す内容に配慮が無くなるのです。
だってその人の「普通」が変わってしまったのですから。
きっと変わった本人は前と変わっていないって思っている事でしょう。
普通にいつも通り話している。
でも周りからするとそうは感じられない。
人間はいつまでも同じでは無いですから、発言の1つや2つ違っていてもおかしくは無いです。
ただなんと言うのか「お金」が絡むと開放的になる人もいて、そういう人は元々自分の近況を報告したがりだったりSNSとかで自分を良く見せたいとか、充実してるアピールをしたいとか構ってちゃんな人が多いです。
それって元々の性格でしょう?
お金持ちと結婚したから、お金が突然舞い込んできたから皆に見せたくなった!と言うよりは元々周りの人に「自分」をアピールしたがる人が、今ある環境の状態で何も考えず発信してしまうからウザく感じてしまう。と言う所ですね。
だからお金持ちになろうが、お金持ちと結婚しようがどんな理由であれ自分が元々人に自分の事を見せたい訳でもなく報告するタイプでも無ければ本人も周りも何も感じません。
簡単に言えば、自分にとっては当たり前とか普通とか話したいと思う内容が「お金があるからこそ出来るんでしょ」って事だったり「それはお金があるからだよね」って思わせる言い方になっている話し手に問題があると言うことです。
もっと言えばそういう癇に障るような言い方や発言になっている事に気付いていない本人がお金に踊らされていると言うことです。
こういう人たちって急にお金がある状態が舞い込んでしまうから、お花畑になりやすいんです。
自分が凄いからだ!!って思いこんじゃったり、それを周りにも認めて欲しくて聞かれても無いのに自分から発信したり。
それと「あなたとは違う」って見せつけたいか。
劣等感を抱えていた人ほど大金を持つと人になんらかの形で伝えたがります。
「今の私は幸せです。」アピールですね。
自分の中だけで留めておけば良いのに、何故人に発信したがるのか前はよく分かっていませんでしたが結局自分に注目して貰いたいし、こういうことが出来る自分って凄いでしょって遠回しにアピールしたい根の性格が全て影響しているんだと気づきました。
だから「お金が人を変えた」のではなく、「その人の根の部分や隠してきた劣等感がお金によってあらわになった」のが本当です。
もし周りで「お金」によってちょっと変わったなぁ…と思う人がいたら、分かりやすいものに影響を受けやすく根の性格は元々こっちが本当だったんだ。って思えば良いです。
それを見て合わないとか疲れるって思うなら距離を置いた方が、身のためです。
いつか本人があまり良く無かったと気付けば、嘘でも謙虚になって接触してくるでしょう。
性格なんてお金ですぐ変わるほど簡単なものではないです。
変わったとすれば本人の抑えていたストッパーがお金によって外されて根っこの性格があらわになっただけという事です。
まとめ
何故お金によって変わる人がいるのか?
という疑問はいつの時代も問いかけられていますが、お金を手に入れて性格の方が変わったは違います。
どちらかと言えばお金によって元々隠してきた素の自分が我慢できなくなった。
が正しいです。
本当は欲深くて色々なものが欲しくて、お金でいっぱい欲しいものややりたい事がある人ほど手にした時に一気に解放して色々やり始めるので、それが周りには違和感としてうつります。
こんな人だったっけ…?と。
でもそれがその人の素です。
だけどお金の不自由を抱えているうちは、我慢しなければいけなかったりそれを悟られないようにする事に必死だったから謙虚に見えていたけど、お金が手に入れば我慢なんて必要無くなりますからやっと私らしく好きなようにいれる!!となるのが本心の部分です。
私らしく好きなようにと言うことは「私の本当の姿ややりたい事」が出るわけですから、根の部分があらわになっただけと言うことも分かって頂けると思います。
なんらかの形で急にお金持ちになった誰かがいて、最近態度とか発言がカンに触るようになったなぁと思ったらそっと離れましょう。
お金とは引き換えに人間性を見られて、離れていく人も多々いますから。
お金はその人の真の部分を引き出す物である。
ですね。