小学生の子供がいますが、周りの子達を見ていると比較的なんでもすぐに手に入れ不便が無さそうに見えます。
こういう事をブログに書いている人は何人もいると思いますが、そうすると「自分が買えないだけなんじゃなくて?」って捉える人もいて困ります。
でも毎年の誕生日やクリスマスにはきちんとプレゼントも用意されているし、別に買えなくはないけどあえて買わない家庭の人も沢山いるんですよね。
私が思うのは特別な日にプレゼントとしてドカン!と大きく貰うから、より嬉しいんじゃないか?という事です。
日々に使うノートとか服とかそういう学校で必要な物は勿論普段から買いますが、そうじゃなくてオモチャとかゲームとかそういう物はたまにのご褒美で貰うと特別感があって良いと感じる側です。
どうして特別な日だけにしているのか?たまに貰うのとすぐに手に入るのとだと何が違うのか?をお話していきます。
なんで特別な日だけのプレゼントにしてるの?

これは各家庭の方針があるので私の考えとして!ですが、やっぱり物にはお金がかかっています。
お金お金…と言いたくないけど、言います(笑)
子供はまだ働くということがどういう事か、お金を貰うっていう事のありがたみや感覚が分からない部分が沢山あります。それは勿論子供だから仕方ない事です。
でも当たり前にいつでも買えて、いつでもねだれば買って貰える状況って何も苦労がなくて手に入ってしまうから物は簡単に手に入るって思う子の方が多いと思います。
ただ将来的にどうなのかな?って考えた時に、お金持ちの旦那さんを捕まえるか自分自身も高給取りになればそのまま行けますが、普通一般的にどこかを我慢して必要なタイミングで大きいお金を出す!とする環境下になった時にその子が耐えられるかな?って思います。
物が今まで簡単に買って貰える環境にいると、勿論当たり前に感じる子も多いだろうし買って貰えてない子を見るとつい言っちゃいたくなりますよね?
「そんなのママとかパパに頼んで買って貰えば良いじゃん」とか。
あと子供だから悪気は無いけど、平気で外で言っちゃう子も何人か目撃した事もあります。
「高くて良いシャンプーを使っているから」とか「なんでも買って貰えるから!」とか。
全然悪い事じゃ無いと思うんですよ、子供だし。高くて良いものも勿論沢山あるから、こだわりは誰だってあるしそこが問題なんじゃなくて、それを自分の当たり前としてサラッと自慢のようになるのが問題なんですね。
これから小学校高学年とか中学生になった時に男女関係なく、それを全面に出す子は嫌われる傾向にあります。
お金持ちのお家の子でもとっても謙虚で、威張らないタイプの子なら逆にめちゃくちゃ好かれてますが自分で稼いでる訳でもないのに親や親族がお金を持っている家庭の子はどうしてもそれが当たり前になりがちだから平気に外で発言してしまったり、周りが違う事に違和感を覚える子もいるんですよね。
お金持ちの子でも親がしっかり子供のお金の管理をして教育している親御さんの子は、割と金銭感覚も性格もしっかりしています。
自分の子には必要な時は親だから出すけれど、なんでも手に入るとは思って欲しく無い。というのが私の根本にあります。
学校や部活、習い事に関するお金で必要ならば勿論親は出すと思います。
ただそれ以外の欲しいものに関しては、普段から欲しいだけ買い与えてしまうとまず「ありがたみ」を感じなくなると思います。
「我慢する」ということが出来ない子が多いです。
「手に入れるための努力をしない・工夫をしない」ということにも繋がります。
あと物で満たされるようになるので、物がないとそわそわしちゃうし人の家に行っても「〇〇ちゃん家つまんない。おもちゃがないし〜‥」のように物がないと遊べないし、満たされなくなります。
前に書いた記事と繋がりますが、今って物で溢れている時代でお金さえ出せばほとんどなんでも物で解決できる時代になってきました。
ただ自分で考えたり試行錯誤して何かをする。という工夫が足りない子が多いのも現状ですよね。
ここを我慢してお金を貯めて買うんだ!という感覚の子は何人いるんでしょうか?
え?ママやパパ、じじ・ばばに頼めばいくらでも買ってくれるよ?と思ってる子がほとんどな気がします。
クリスマスや誕生日に何が欲しい?って言われても「うーん…」となりますよね。
普段から買って貰えてると特別欲しいものも無いだろうし、そういう日の特別感ってあまり無くなると思います。
一瞬は喜ぶけど、他にも物がじゃらじゃらある状態だから時間が経てば特に大事にはしないし、飽きるし物に対する物欲は止まらないと思います。年々新商品が出ますから。
特別な日の為に楽しみはとっておいて、その為に普段は何かを頑張る!とした方が将来的な感覚が身につくと思っています。
何かを欲しいなら何かを我慢したり、その為に頑張らなければ手に入れられない。の方が将来もしそういう環境下になっても経験があるから我慢できます。
なんでも手に入る子は我慢せざるを得ない状況になれば我慢出来るかもしれないけど、服とか物とかをランクを下げなきゃ行けない環境に耐えられるかどうか。
お金がある子に問題があるんじゃなくて、お金云々よりも親がきちんとお金に対しての教育をしているかどうかの違いな気がします。
なんでも可愛いからって買ってあげたり、服も買ってあげたりしていると他人に対しても「ダサい」とか「それしか持ってないの?」とか自分の家と比べて他人に意見しちゃう子も実際にいたのでそれが問題なんですよね。そういう子をみると可哀想…って思っちゃう子が。
自分の子はそうはなって欲しく無いです。
お前が稼いだお金じゃねーだろ!!って言いたくなりますよね。
それはお前の父ちゃんか母ちゃんが凄いだけでお前が凄いわけじゃないからな!!みたいな。
そこら辺の感覚が全て麻痺ってしまうのでお金や物って怖いんです。
だから買ってあげない訳じゃ無いけど、せっかく年に数回クリスマス・誕生日・正月とかイベントがあるんだからそういう年行事を大事にする意味でも、それまでにあと何日…って数えながら、楽しみに「待つ」という感情を養って欲しい意味で特別な日だけに大きいプレゼントはあげています。
かと言って必要なタイミングにお金を出さないのは違う

ただ1つ言えるのは、年中買ってあげない訳では無いし必要なタイミングなら出す!という事です。
例えば習い事の発表会の服とか、学校に着ていく普段着とか、カバンが必要なら勿論買うし、靴だって買い替え時には買うし子供にとって当たり前に必要な物は普段から買います。
そこを間違えると子供が我慢ばっかりになるし、周りの子からも馬鹿にされてはぶかれたり子供が辛い思いをしてしまいます。
もう学校着がボロボロなのにずっと着させているとか、どう見てもこれはあった方が良いでしょ。と思うものも「そんなのうちん家は必要ない!」と買ってあげなかったり、皆で遊ぶ時に他の子はお小遣いを持ってきているのに持って行かせないとかそういう我慢とは違います。
服や靴だって定期的に買い換えるし、物だって必要ならきちんと普段から買います。
そこを我慢の対象にするのは親ではなく子供が傷つくので、見極めが必要です。
その服も頻繁に大量に買い替えたり、まだあるのにどんどん買い足したりとなると物欲が止まらない状態になって親が自己満しているだけなので違います。
子供も物を大事にしなくなるのでそれは違う買い与えるになります。
ただ最低限ここは親がお金を出すべき!というタイミングや物に関しては、出すべきだと思います。
例えばダンスの時に手荷物が多い状態だったんです。うちの子。
靴に水筒にダンス教室のカードにハンカチにティッシュに…と。
最初の頃は靴入れと水筒を別々に肩がけしてマルチポケットのひも付きを斜めがけしていたのですが、これはリュックに1つにまとめた方が絶対良い!と思って可愛い大きめのリュックを買ってあげました。
そうやって様子を見て手荷物が増えるようならまとめるための物が必要だし、大きさも違ってくれば買い替えることも必要になってきます。
そこを我慢させるのはただ子供が疲弊して、ストレスが溜まるだけだし物で解決した方が良い場合もあるから妥協しません。
そんなのを誕生日とかクリスマスの時まで待って貰うのは自分が子供の時だったら辛すぎます!!
今すぐ買って欲しいんだけど!となりそうな物に関しては買います。
ただ私が言っているのはもうカバンも持ってるのにまた新しく買ったり、服やアクセサリー、文房具、ゲーム、おもちゃ系の全てとか買い出したらキリがないような物を普段イベントに関係なくじゃんじゃん買い与えるのは問題ありだと思っています。
まずそういう子の家は物が溢れててびっくりします!
そして飽きっぽい!これにつきます。
何かしててもすぐ飽きて違うオモチャを探したり、服も髪ゴムも何もかもある一定期間使うともう飽きて違うのが欲しくなる傾向にあるのは感じました。
常に綺麗で新しいものが良い!という感覚になるので、少し汚れてきたり使っただけでポイっ!!
物を大事に使う感覚がまるで無いですよね。だってお金を出して買えば良いんですから。
それを容認している親が問題というか、むしろどんどん買っちゃってる親が問題ありだと思います。
あと物にはなんでも流行りがあるから、その一瞬を満足させるのに買ってもまた時間が経つと飽きて買い換えることになるからキリが無くなります。
だから適度がなんでも大事ですよね。
我慢も必要だけど、意味が分からない所に妥協して我慢させるのは子供が悲しい思いをします。
これは今すぐに必要では無いけれど欲しい物。に関しては大きいイベントの時まで待って貰い、普段使いに必要な物が足りてない場合や無い場合は買う!この感覚で我が家はやっています。
まとめ
これに関しては本当に各家庭で方針が違うので、外の世界へ出て人と関わるようになるとすれ違いが大きい部分ですよね。
家庭環境に大きく左右される部分だと思います。
でもそんな環境下で育つ子供は小さい頃はそれが普通として育つので、大きくなった時にそれをどう感じてどう行動するか?の人格形成にも関わってきます。
小さい頃のうちの家の方針は買い与えなさすぎておかしい!って思う人もいれば、買い与えてもらうのが当たり前になりすぎてて買えない状況が耐えられなくてカードを使ってでも手に入れる!!と物欲が止まらない人もいますし加減が大事です。
買い与えられなさすぎて我慢ばかりしていた子が大人になると、逆に働いて自分で使えるお金が出て来た時に今度は暴走したように物ばかり買う子になる事もあるし我慢させすぎも良くないことが分かりますよね。
だから買うラインをどこにするかの違いだと思います。
もう持ってるのに、代用がきく物があるのに買うのは違います。
かと言って、ボロボロでもう壊れそうだったり無いのに親が勝手に判断して他人事のように「そんなの必要ない!」と言って買ってあげないのは、子供が辛い思いをして我慢の限界で将来浪費家になってしまいます。
今すぐに必要無い物であろうただ欲しいもの・家に他にもあって足りているのに新しいデザインが欲しい物に関しては大きいイベントのみ。
普段生活する上で無ければ困るものは普段から買う。サイズが変わって来たりして着用が難しくなったらすぐ買い換える。
私はこれが1番バランスがとれている買い方なんじゃ無いかな?と思っています。