共働きは力関係が崩れやすい。どちらも強いと譲れなくなる

スポンサーリンク
スポンサーリンク

最近は離婚する夫婦が多くなっていると聞きますよね。

色々な理由があるのですが最近の夫婦は共働きが多くないですか?
共働き自体は何も悪いことじゃないけれど、それってお互いがお互いを本当に理解できて譲り合えないと夫婦のパワーバランスが崩れる原因になります。

最近は女性も当たり前に働くようになったので男性のように強い女性が増えてきましたよね。

ただそれが良いことでもあり悪いことでもあります。

昔は男性が外を固める、女性が中を固めるとそれぞれの役割がハッキリあったけれど今ではどっちがどっちと言うような役割分担って無いに等しいですよね。

男性が昔でいう女性的な役割を求められたり、女性が男性的な役割を求められたりとバランスが崩れがちです。

夫婦のバランスに決まった割合と言うのは無いけど、その家庭にあったバランスにしていかないと喧嘩が絶えなかったりどちらも譲れなくなって終いには離婚…なんて事も起こります。

そこで今回は現代の夫婦のあり方について色々と挙げていきたいと思います。

スポンサーリンク

女性が社会的にも家庭的にも強くなってきた

今は女性も強くなった時代なので、女性も当たり前に働くし外に出る時間も長くなってきました。

独身であればバリバリのキャリアウーマンでかっこいいのですが、やはり結婚をしてからもそれを貫いていると家庭としては上手くいかない部分もあります。

と言うのも男性の方が生涯に渡り仕事に費やす時間や拘束される時間も多いので、家には「癒し」を求めています。

でも女性もそこそこ長い時間働きに出てしまうとどうでしょう…?

家に働く人が2人いてしまうので、どちらも外に出てしまい家の中をやりくりする人が不在になります。

そうなった時に家事や育児が思うように進められない日って出てきますよね。

ただ男性としては仕事に集中したい所もあるので家のことは出来れば女性側にお願いしたいと思っている人の方が多いです。

それから女性に比べて要領が良く無い所もあるので、男性自身もそれを分かってパートナーにそれを担って欲しいと思っている人も少なくありません。

でも女性側が働きに出ると言うことは夫だけが仕事をしている訳では無くなるので「忙しいから」とか「疲れている」が通らなくなります。

男性は「仕事をしているから」とか「帰りが遅いから」と言う理由で奥さんに家のことを任せっきりにしがちですが、奥さんも働きに出た場合はそれが通用しません。

奥さんは家に帰ってからも仕事があるようなものなので、結果的に何かしら疲れているし案外両立も大変なのです。

ただ男性側も仕事という大きな組織で沢山の神経を使って長い時間働いているので、かなり疲弊しています。

そこで問題になるのが女性の強さです。

女性が強い時代は悪くないけど、今までにあった家庭像を崩していかなければいけません。

共に働くと言うことは外を固める人が2人もいるので、中を固められる人が不足がちになります。

じゃあ誰がやるのか?

「夫婦2人がどちらの役割もこなさなければいけない」

と言う方程式が出来上がります。

お互いに譲り合えたり、どちらかが温厚な場合は喧嘩もなく上手くやりくり出来ますが、ほとんどの場合は何かしら不満が出てきて喧嘩になりますよね。

家に強い人が2人もいてしまうと、お互いに譲れなくなり下がることをしなくなるのでどちらかが「我慢」しなければいけません。

女性が色々な意味で強くなると家庭でも男性的なポジションが2人いることになるので、やはり「家庭」で見たときには喧嘩が絶えなくなったり譲れない事も出てくるだろうな。と思います。

男性側も昔の概念にとらわれすぎている

私が思うに男性達も昔の理想を女性に押し付けている所はないか?と言いたいです。

女性側も確かに良くも悪くも強くなってしまった所はありますが、男性側の中にも「女性はこうであるべき」みたいな理想が高くあるような気がします。

昔は専業主婦が当たり前で男は仕事、女は家の風潮がありましたが今の時代はそれが難しいです。

男性側の稼ぎが安定していなかったり、核家族になって色々なお金を全部自分達で用意しなければいけない時代なので昔のようにはなれないのです。

もし女性に家の中を完全に任せたいのであれば専業主婦にさせてあげられる位のお金を稼いでこないと、どうしたって女性も働きに出なければいけなくなります。

だから女性に家の事を全てやりくりしてほしい。という理想があるのなら、女性にそれをこなせるだけの余裕を持たせてあげないとダメです。

女の人も稼ぎに出ると言うことは家を空けている時間も増えるので、その分家事に割く時間も減ります。

子供が小さければまだまだ手がかかるので同時に色々な事をこなしていかなければいけません。

男性は女性側の家事・育児を少し簡単に考えている所がありますがそう簡単では無いのです。

それに男性と違って家事・育児は年中無休ですから…

夫が休みでも奥さんが家の担当なら結局は何かしら動いていなければいけませんしね。

まとまった休日と言うのがほぼ無いので、女性側も凄く大変なのです。

それなのに育児を任せっきりにしたり、家事を手伝わなかったり、お金も稼いでこい!と言ったりそれは贅沢なんじゃないかな?って思います。

どれかに絞ってやらせてあげないとその理想を叶えるのは難しいのです。

理想と現実は違う。

実際に自分がその立場に立って初めて分かる現実と言うものがあるのです。

目で見えているだけが全てではありません。

昔のように何世帯も一緒に住んだり、手が多いわけでは無いので昔の家庭像と言うのは今の時代には合っていないように思います。

もし昔のように「家の事を完璧に」と言うのであれば一切奥さんを働きに出させない位の収入を家に持ってきて、奥さんも完璧に家業に専念できる位の余裕をもたせてあげる事ですね。

男性側も女性側も理想と現実は違うと言う事を知るべき

男性にも女性にも言える事ですが昔にあった時代背景はもはや今の時代には合わなくなってきています。

女性が強くならざるを得なかったのも男性だけでは核家族を養うだけの収入が不足している事も考えられるし、将来のためにも貯金はあった方が良いのでプラスのお金が必要になってくるからです。

イレギュラーな出費が出る事だってあります。

そういった時の流れから「共働き」が当たり前のような時代に、ご飯も手作りで完璧に!とか家はピカピカに綺麗に!とか育児は任せっきり!とかそんなものは通用しないのです。

ただ夫側が余裕をあげているはずなのにやりくり出来ていなかった場合は文句が言えます。

十分な収入もあり、奥さんを専業主婦にしてあげているのにご飯は作らない、掃除はしないだったら文句を言っても良いんです。

そりゃあ旦那さんだって自分のやるべきことに責任を持ってやっているのですからね。
奥さんに自由に使える時間だってあげている訳ですし。

その場合は責められても文句は言えません。

お互いにきちんとした役割を全うできる時間を貰っているのですからね。

ただお互いが働いている場合はずっと家にいる訳では無いですし、帰ってからもバタバタしてしまうので惣菜の日があったり、家が少し汚れている時もあって当然です。

それに子供の送り迎えだったり、子供のお世話も空いている方がやるのも当然になってきます。

だって余裕を持ってできるだけの時間を与えて貰えてないのですから。

ただ夫と同じくらいの時間を拘束されている訳では無いので妻側の配慮も必要になってきます。
男社会というのはとても厳しくて、上下もあからさまにあったり責任も違ってきます。

ストレスも抱えがちです。

ですから仕事でボロボロになった体で家の事をまだやらなければいけないと言うのは辛いのです。

実際に夫の仕事をしてみれば分かるのでは無いでしょうか。

上下関係、仕事内容、拘束される時間。

色々な事を考えてもほぼ自由な時間が男には無いのです。

平日は仕事をして終わりますからね。

妻側も自分が仕事をしているからじゃあやっといてね。じゃ配慮が足りません。

夫側も短時間パートなんだから俺に比べたら楽だし、家の事を全く出来なくは無いよね。では考えが甘すぎます。

共働きと言うのはお金の保障は出来るけど、色々なことが中途半端になりがちなのです。
それが喧嘩する原因です。

もし共働きを望むなら男性側が女性的な役割を当たり前に担わなきゃいけないと思った方が良いですね。

まとめ

共働き家庭が増えた今、昔の当たり前は通用しなくなってきました。

女は家の事をやるもの。と言うのはもう遠い昔の話です。
その時代は「専業主婦」が当たり前だったのでそれが成り立ったのです。

でもどうでしょう?

妻がお金を稼ぐと言うポジションに来た場合は、専業主婦では無くなります。

だから料理・掃除・育児も理想通りにはいきません。

女が強くなったと言うよりは核家族になった事で女性も働きに出ないとまず生活が出来ない現状があると言う事です。

そうすると「仕事で疲れている」などの言い訳も男の人も出来なくなってしまいます。

女性側も反論に出れますからね。

仕事に加えて育児や家事もしている私はどうなの?って。

そうなったらお互い譲り合えませんし、折れる事ができなくなります。

それが良いのか悪いのか。

共働きと言うのは役割と言うのが無いに等しいので、バランスを取るのが難しくなります。

最近結婚したは良いけど価値観の違い、意見のすれ違いで離婚する人が大勢いますが核家族ならではの金銭的な問題が大きく関わっているのかもしれませんね。