よく家計をきちんと管理したいなら『家計簿』をつけなさい!と言いますよね。
私も結婚した当初家計簿を書くことに憧れて、可愛い家計簿帳を買ってみたりその為のペンも買ったりしてみました。
でもまぁ〜続かない!
何日間かは張り切ってやりますが、1ヶ月後には続いてない事が多々あって結局棚の中で眠った状態に…
また頑張って再開しよう!と思っても何故か続かない。

私は他の主婦さんに比べてダメダメだな…
なんて落ち込んだ日も。
よくある節約雑誌みたいなのにしっかり家計簿を記入している人を見つけると、続かない自分にもイライラしてしまったり。
でも10年以上も家計管理をしてきて今思うのは、
家計簿って必要ないよ!
って事。
続かない理由も加えて、私が必要ない!と言い切る理由をお話しします。
家計簿は何故続かない?

なんで家計簿って続けづらいんだろう…
そう思ったことはありませんか?
まず家計簿が続きにくい理由を知らないと、結局また始めたところで挫折します。
私の経験談を元にいくつか原因をあげていきますね。
食品と日用品を一気に買うと計算が大変
私はネットスーパーをよく利用するんですけど、ネットスーパーって食品も日用品も一気に買えちゃったりするんですよね。
ネットスーパー以外でも、食品と日用品が一気に買える場所って沢山あると思います。
そうするとレシート1枚に全て印字されてしまって、合計額も食品+日用品の値段になってしまうので帰ってきてから別々に計算するのがとにかく大変!
ちゃんと、
- 日用品はここだけ!
- 食品はここだけ!
と分けられる人なら家計簿を難なくつけられますが、私のように一気買いしちゃう人には仕分けが大変!
これが家計簿を書く上で躓く1つ目です。
どこまで項目を分ければ良いのか分からない
家計簿を書くときに、
- 食費
- 日用品費
- 娯楽費
と最初はおおまかに分ける人が多いと思います。
ただ!これが難点で、

これってこの項目に入れるのは違うような…
みたいなジャンルが出てきた時にどこに振り分ければ良いのか分からず、新しい項目を作っちゃう人っていますよね。
私がそうでした。
最初は紙の家計簿から始まり、次に携帯の家計簿アプリを使い始めましたが、携帯の家計簿アプリは項目を自分で増やせるので気付いたら3つ…4つ…と項目が増える原因に。
そうすると細かく振り分けなきゃいけないので、とにかくあっちもこっちもレシートをあさって記入するのが大変!
これはこっち!これはあっち!と手間がかかるので、最初は楽しくてもどんどんモチベーションが下がってきて、大きいデパートにお出かけして色々な物を買い足した日にはギブアップに。
それをきっかけに、

後でで良いや…
なんて後回しにし始め、1度サボるとどんどんレシートがたまっていくので余計億劫に。
それからお酒とかの個人の嗜好品って、『食費』に分けるのは違うって思うんですよね。
一応同じ食品だけど、家族全員のためのものじゃなくて1人が好んで買っているものの場合、その人自身の出費にするべき!って私は思っちゃいます。
だからそれも更に仕分けなきゃいけないですよね。
1人暮らしだったら食費にすれば良いけど、家族になるとそれは違う。
食費っちゃ食費だけど、これは私には関係のない出費なんだけど…って結局個人的に振り分けなければいけません。
それもまた振り分けが面倒!
そのためだけに別会計したこともありますが、またこれも手間で。
これが躓く2つ目ですね。
使途不明金があってイライラする
あれ?家計簿の収支と、実際の残高が合わないぞ…?
こんな事ってありませんでしたか?
私はしょっちゅうありました。
これ、旦那さんがいる人は特におこりやすい。
男の人ってきっちりレシートを持ち帰ったりジュース1つにしてもちゃんと報告してくれる人と、レシートなんかすぐポイッ!って捨てちゃったり自分でも事細かには覚えてない人と分かれませんか?
ちなみに私の旦那はコンビニで買ったもののレシートとかすぐ捨てますし、会社の自販機で買ったジュースなんかいちいち報告してきません。
ガソスタのレシートだけはきっちりとっておいてるんですけどね。
今月は何回で済んだのかを確認してるみたいです。
そういう事もあって実際の残高と家計簿上をしっかり合わせるって中々難しい。
家計簿って収支や残高を合わせるためにやるものじゃないはずなのに、いつの間にか家計簿内で金額を合わせる事に意識が行き始めて本来の目的を見失いがちに。
書く事に満足しちゃったり、しっかり精密に記入されてない事にストレスを感じ始めちゃったりして、これもまた躓きやすいポイントです。
書いたところで露骨にお金の流れが見えて嫌になる
私がそもそも家計簿を嫌になる理由は、
お金って物に執着しすぎるから
です。
家計を立ち直したい!そう強く思うなら1ヶ月間とか期間を決めて、しっかり家計簿をつけた方が良いです。
それは今現在の収支を見直すために必要だからです。
何に自分がお金を使っているのか、ここは削れないか?など自分が明確にしてこなかった部分をハッキリさせる事で無駄を削れるから家計を見直したい人には必要な事でもあります。
ただ!
実際はそこまでお金に困っていなかったり、お金はギリギリだったとしても無駄な買い物をあまりするタイプじゃないのならそもそも数字として出さなくて良いのです。
お金に困っていない人は勿論、生活費が収入に比べて少しギリギリでもなんとか足りていて無駄買いもしないのなら、それは必要で購入している物だしあえてもう1回ほじくって書き出す必要ってないのです。
ちゃんと買う時に判断できる人なんですから、家計簿をつけた所で買ったものばかり記入されていて嫌な気持ちになるだけですから。
お金を使うことに罪悪感を感じたり、気持ち自体がそもそも貧乏になる。
無駄にケチケチするようになったり、お金を使うたびに

あぁ…またこれを家計簿に書かなくちゃ…
と家計簿を意識した生活になってしまうので、生きてて楽しくなくなる。
そうするともうやめちまえー!って結局家計簿を書くことが煩わしくなってやめちゃうので、結局お金と向き合うことにストレスを感じたり使ったお金ばかり記入されていてお金にとらわれすぎるのなら、やらない方が吉です。
これもまた精神的にジワジワ家計簿に侵略され、ストレスから躓きやすくなる原因の1つです。
家計簿をやらなくても管理できる自分になるのが1番!

結局家計簿なんて、あくまでもお金の流れを見える化させるものだから、何かしっかりとした目的を持たないと続けられないのです。
それから家族が増えれば増えるほど管理は難しくなる。
最初のうちは良いですが、旦那が何か使ったお金をいちいち書き出したり、子供にかかっているお金とか何から何まで書かないと気が済まなくなり家族にお金を制限させかねないです。
結局働いている旦那さんだってたまには好きなものを食べたいし飲みたいし、精神的なバランスをとるために必要なお金なら私は何も言いません。
それこそやめろ!って言う方がストレスになってこそこそお金を使うようになったり、いきなりお金を無性に使いたくなったりする衝動にかられかねないですからね。
自分から見てもこれは許容範囲!って思えるくらいの使い方なら大目に見るべき。
そして子供にかかるお金もいちいち書き出したところで、何か必要で支払ったり買っているはずですから(習い事だったり衣服、学費など)本来見える化させなくても良いものなんです。
ただし、子供服を馬鹿みたいに買い漁ったりする癖があるなら家計簿に書いて満足してないで買い物癖を直す方法を見つけた方がよっぽど為になります。
自分の嗜好品もそう。
コーヒーだったりお菓子だったりそういうのも我慢する方が日常生活に支障をきたします。
ちゃんと借金せずに収入内で足らせていられるのなら貯蓄のために我慢する必要もないです。
ただ、明らかに太り始めていたり栄養が偏ってる!とかならそれは貯蓄のためにやめるんじゃなくて健康のためにやめた方が良いです。
それを考えたら、家計簿って何か家計の収支で見直さなきゃいけない!とかどうしても貯蓄を増やしていきたい!とか強い理由や目的を持たないと結局書き出したところでそこから何も生まれないんですよね。
書いて終わり!満足!じゃ書かなくても一緒じゃない??って思いますし、自分自身がしっかり買い物する時に必要かどうかを判断できる人になればそもそも家計簿なんて書く必要がないのです。
無駄がないから、見直す意味も反省する意味もないですから。
家計簿に手間をとられるなら、自分自身でお金を瞬間的に判断できる人になるのが1番。
自分自身が家計簿になって、お金の流れを頭で把握できる、買う時に今の状態で買っても良いのかどうかを判断できるようになるのが家計管理を成功させる秘訣になりますよ。
まとめ
家計簿の目的を見失わないようにするのが家計簿をつける上で重要じゃないかなって思います。
ただ使ったものを後から記入しても、現金は既に使った後なんですから意味がありません。
使う前に判断できることが1番大事。
そもそもこれをできる人は家計簿をわざわざ買ってこなくて良いですし、記入する必要も全くないです。
自分の現状を見て、見える化させる必要があるのかどうか、お金もなんとかやりくりできてて不満がなく貯蓄も少額だろうができているのかをまずは知って、必要なさそうなら面倒な時間を短縮した方が時間の自由も増えますよ。
私は家計簿なんかとっくに卒業しています。
お金は使うことにも意味を持ちますから。
それさえ分かれば、家計簿にそこまでこだわらなくても上手に管理できますよ。
周りの主婦さんがやっているから!とか関係ないです。
家計簿をつけなくても貯蓄はできますから、自分が管理できるように自分を育てていきましょうね。
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