私達が学生だった頃は、今の小学生に比べて比較的持ち物の指定もなく文房具も自由に選ぶことができました。
手紙交換もOKでしたし、キャップや消しゴムも好きなものを使っていました。
でも今時の小学生は色やキャラ物禁止など指定も増えてきていますよね。
それから友達同士のトラブル防止のため、手紙交換なども禁止されています。
色々と規定が多くなった今、低学年のうちはそういった指定のものを使うように定められている学校が多いと思いますが、高学年になるとペンケースや蛍光ペン、シャーペンなど自由にしてもOK!になる場合もありますよね。
そうなった時に親目線で気になるのが、
可愛いペンケースや文房具は集中力が途切れないか?それにうっとりして勉強なんかしていないんじゃ!?
と言うところです。
確かに私達の時も文房具はその人を表す象徴的なもので、いかに可愛くて派手かで無意識に競っていたような気がします。
それが学生時代のステイタスのような。
男子に関しては…まぁあまり気にしない子の方が多いんじゃないですかね?
スポーツブランドの筆箱や文具に切り替える子が多いし、キャラ物や派手なものは逆に3・4年生以降は使いたがらない子の方が多い気がしますし。
それに比べて女子は文房具とかスクールアイテムとか、頻繁に買い換えたり見せるのが大好きですからね。
ただそれで授業に支障をきたしたり、集中力がなくなるんじゃ?
と不安になるママも多いのが事実。
そこで小学校高学年の「シンプルが1番か派手でも関係ないのか」についてお話ししていきたいと思います。
集中力に持ち物の派手さは関係あるの?

とっても可愛いですね。
こういう勉強アイテムって。
私もトキメキます。
ただ巷で言われているのが、
派手なものにすると集中力が欠ける。
持っていることに満足してうっとりと見つめて、先生の話を聞いていない。
とか「勉強の妨げになる」という面ですよね。
では実際どうなのか?
私の時も派手な文房具やカラーペンを大量に持ってきている子がいっぱいいましたが、
「それと学力は関係ない」
と言えます。
ただ、これが中学生や高校生になってくると変わってきます。
統一性があるものだったり、使い勝手があるものを選んでいる人はそれだけ勉強をする上での自己流のスタイルがあり頭に記憶させたいからこそ意外とパターン化している人が出てきます。
なので中学生以降は「シンプルisベスト」が成績の良い子にほぼほぼ共通してくるようになります。
ただ、小学生のうちはキラッキラのラメが入っていようが、可愛いデザインのキャップやペンケースだろうが集中できる子は出来るし、うっとりして話を聞かない子もいて、
人それぞれです。
勉強が苦手だけどお洒落にはこだわりたいから、文房具だけでも気分が上がるものを揃えたい!って思う子もいれば、自分が好きなものを使って勉強のモチベーションをあげて成績が良い子もいるしで本人の性格次第です。
そういうカラフルなものに囲まれていても集中できる子は、普通に勉強中は勉強の方に意識を向けているのであまり気になっていません。
ただ授業を聞かずにこっそり手紙を書いていたり、どうやって時間を潰そうかな〜とか、勉強が嫌いだからせめて自分で好きなようにできる文房具だけは明るく派手にして気持ちをあげたい!と思っている子は、先生の話はほぼ聞いてないですしなんかしら違うことを考えてたり手紙を書いたりして時間を潰してるのが大半です。
文房具が派手=集中力が欠ける
は小学生のうちはあんまりあてにならないですね。
文房具はステータス

1つ言えるのは、学生って色々決まりがあって大人みたいに好きな服装・好きな持ち物を持ち歩くのは無理ですよね。
その中で唯一自由が許されて、いかに自分をお洒落に見せて人から注目を浴びれるか?が「文房具」に出ています。
いわゆるステータスみたいなもんです。
やっぱり学生の頃って持ち物が可愛い子とか、服がお洒落な子、色使いが上手い子が「階層の上」みたいな扱いってあるじゃないですか。
と言うか、階層が上だから持ち物が派手だったり。
どうしても学生同士って、グループの地位は出来てしまうんです。
派手グループ・地味グループ・どこにも属さないグループみたいな。
それによって地味グループに称される人達が派手な物を使ってたり目立つことをすると「なんだアイツ?」みたいになるのって私達の時からありましたよ。
派手グループが1番格上みたいな。
だから持ち物とか服装とか、小学生の時こそ表に出やすいと思います。
持ち物が派手だったり服装が派手な子は、やっぱり見た目とか周りの目とかを凄く気にしていますし、目立つのが好きだったりワイワイするのが好きなタイプが多いです。
落ち着いた色味の子は似たような子達で集まって、あまりうるさくせずに持ち物や服もそこまで目立つような派手なやつは身につけていないです。
低学年は分かりづらいけど、4年生くらいからは持ち物でその人のポジションみたいなのが見えてきます。
沢山文房具を欲しがったり、派手にしたがっていく子は学校でもそういう目立つポジションにいて気が強い子が多いです。
反対にそこまで物にこだわらなかったり、割と同じものをずっと使っている子は人に見せるって言うよりは自分のポジションを薄々感じて遠慮していたり(本当は派手なものを使いたいけど目をつけられたら嫌だから)、派手なものは逆に落ち着かないから嫌だ!というポリシーを時すでに持っている子が多いです。
小学生だからそんなグループのカラーなんて…って思ったら大間違い!
小学生の頃から既に派手なグループとかそういう格付けみたいなのって始まっていますよ。
結果小学生の頃は文房具で頭の良し悪しは計れない

頭がめっちゃ良くてもカラフルでインパクトのある文房具が好きな子もいるし、派手だから頭が良い・悪いは計れないです。
ただその人の好みの問題なだけで。
それが勉強に差し支えある子は持ち物で集中できないって言うよりも、すべき時に違う事を考えてたり持っているペンを沢山使って友達に手紙を書いたり別のことにもその持ち物を使っていてつまらないものをしのぐためのアイテムにしかなってないって事です。
だから持ち物がごちゃごちゃしていたり派手な子は、勉強をしていないからこそ手紙とかなんかしら違う事をするための道具を持ち歩いてちょっとでも時間しのぎをしようと思っている可能性が高いってだけです。
ただし持ち物が派手だったりペンが多くても、入れて満足して普通に授業は集中して聞ける子もいるので一概に「持ち物がシンプルな子は頭が良い・派手だから馬鹿」とは小学生時期は言えませんね。
まとめ
中学生以降は勉強も難しくなるし、同じ1時間でも詰め込まなきゃいけない内容が沢山あるので、いかに効率よく使えるアイテムを増やすか?を考え統一性を持たせたり実用的なものを使っている子が頭の良い傾向にあるは本当だと思います。
ただし小学生の頃は唯一文房具系しか自由が許されていないので、そういうものくらい好きなものを使ってテンションをあげたいですよね。
だから勉強ができる子でもそういうのを集めるのが好きな子なら持ってくるだろうし、ただ単に派手好きな子・新しもの好きな子はお洒落に敏感なだけで勉強はあまり好きじゃないパターンもあるしで小学生の時の持ち物ほどあてにならないと思いました。
それから持ち物は自分のステイタスとかポジションを表して人との差別化を図るものでもあるので、目立つグループほどそういうものを好みますし周りの目を気にします。
たまたまそのグループに頭が良い子が少なかったとかでこういうイメージになってしまったんだろうな、って思います。
でも私達の時から考えてもどんな持ち物だろうと出来る子は出来てたし、出来ない子は手紙とか書いて時間潰ししていたしで人によりけりでしたよ。
親目線で考えるよりも、その子の学校生活の様子で決めれば良いんじゃないかな?って思います。
手紙とか書いたりペンケースを見てボーッとしてそうな子なら、親が禁止をかけた方が良いとは思いますけどね。
そうじゃないならあまり持ち物でどうこうは気にしなくて大丈夫ですよ!