たまに生きていると「探りをそれとなく入れてくる人」に出会いませんか?
私は今思いつく人が数人います。
過去を振り返れば何人もいたような気がしますが、そういった人達ってなんでそうしたくなるのでしょうね?
人のあれこれを知ったところで、どういう得があるのでしょう?
昔から不思議でならなかったです。
裏でこそこそ動いたり、誰かに報告をしたり、表面ではニコニコしてあたかも良い人のフリをしてその人の動向を伺っているのって何が楽しいのでしょう?
とても不思議です。
ただ1つ、こういった人たちの事をまとめて言うとすれば「良い人のフリをした敵」ですね。
一見その人の事を心配しているように見せかけて近況を見聞きして自分より先へ進んでいないか、自分の知らないうちに良い方向へ向かってたり幸せになっていたりしないかを確認しているのです。
怖いですよね。
こんなマウンティングタイプの裏の顔を暴いていきたいと思います。
相手を使って自分の自己肯定感を高めている

こういう人達は他者を使って自分を見比べないと「自分」というものがどのくらいの価値があって、どれくらい勝っているのかが分からない人なのです。
どうしてそんな事をするのかなぁ?
と思いますよね。
「コンプレックスの塊」だからです。
だから程々に近しい距離の人をターゲットにします。
明らかに自分の基準で「とっても上」と判断した人には一切探りを入れません。
どうしたって上だから敵対視しているのが恥ずかしいってなりますからね。
ターゲットにする人の条件は「自分と同じくらいの立場なはずなのに優秀な部分があったり人望もあって恵まれている人」に限ります。
それは友達や会社の仲間だけじゃなく、兄弟でもそういうことは起こります。
家族でも一緒。
何か昔、同じくらいの世代同士を比べられて優劣をつけられることで比較されてきた人なのでしょう。
相手が幸せそうにしていたり、自分には得られない何かで満たされている所をみるとぎゅーっと締め付けられるような感情になる。
イライラもする。
それが妬みや恨みに変わったり、失敗すれば良いのにという気持ちになったりして、常にその人が自分より先に進んでいないか確認をしておかないと不安なのです。
それから自分のテリトリーに置いておきたい人。
自分の側から離れないで欲しい、自分以外の誰かと仲良くなって欲しくない、自分の知らない所で成功なんかしてようものならすっごく癇に障りイライラする。
それを常にその人が上手くいっていないか確認をしていたい人なのです。実は。
傷ついたりストレスになるなら聞かなきゃ良いのに…と思いますが、こういう人は知らなきゃ知らないで不安になってしまうのです。
自分の存在意義を確かめている瞬間でもあります。
それでその人が進歩していないようなら満足。
だから自分の知らないところで自分と同じ、もしくは下と思っていた人が結婚して幸せそうにしていたり仕事が上手くいってお金を持って充実しているのがとっても癇に障るのです。
なんであんな奴が結婚できて、自分より給料ももらえて幸せそうなのか。って。
人間ってどうしても他者と比べられるものなので、誰もがそれを経験していると思います。
結果は正直だから小細工が通用しないのです。
ただ優劣をつけられたからと言って、悔しい!って思っても「頑張ろう私も!」と思えるのなら人として高いなぁって感じます。
でも「なんであいつが。あいつの欠点を探してやる」とか相手に囚われている人は相手を使って自分の方が上という判断をしてきたのです。
けれども自分を成長させるめんどくささは回避したい。
そこで簡単に蹴落とすことの出来る人を使って、良い人のフリをして近付きあわよくばその幸せを壊そうとすらします。
「あいつってこうだけどこういう所あるよね」
「あいつって実際こうだよね」なんて自分の周りに悪口を言ってみたり。
それで不幸になれば良いのに。なんてね。
でもその人にとってターゲットが悩んでいたり、上手くいっていないことがとっても嬉しくてこれで追い越されなくて済む。とすら思っています。
そうやって自己肯定感を高めながら、「私・俺ってあいつよりここが優れている」「負けてない」と思い続けてきた人なのです。
探りを入れて誰かに報告をしたい

探って良いネタが見つかった時にはそれを1人で抱えてるなんて無理無理!
誰かに話そう!
となるのがこの手のタイプです。
だいたい探りをいれる人は「口が軽い」のも合わせ持っています。
こうでね〜あぁでね〜と人が食いつくような題材があれば、人に言いふらしてそれをネタにして人とのコミュニケーションをとっています。
親子だろうと、友達同士だろうと、職場の仲間だろうと関係ないです。
でも対相手もいるわけです。
その話をされている側もいますよね?
その人もそういう話が大好きな人なのです。
だから似たような人同士で集って、面白がって、人のあら探しをしているのです。
多分話のネタがそれしか無い人達なんでしょうね。
好きな歌手の事とか、芸能人とか、楽しかった旅行の話でもなく「人の諸事情」をネタに延々語っていたいタイプなんだと思います。
人の不幸が好きなタイプですね。
これらを理解できない人はそんな暗い話何が嬉しいの?って思いますが、この手の人達は昔からそうやって人の不幸を糧に自分の方がまだマシとかあいつ絶対失敗するよって自分達は間違っていないと納得させるためにあえて不幸なネタを選んで喋るのです。
人をネタ扱いですね。
そうやってコミュニティを作ってきた人なのでしょう。
ただそれにうんざりした人、そういう話ばかりでいつか同調していた自分も何かバラされて嫌われるかもと思った人から抜けていきます。
居心地が悪く感じて。
自分の事を頭が良いとか凄いと思っている

人のことを見下す発言や、人のあら探しが好きな人って妙に自分に自信がある人が多いんですよね。
私は負けてない。
私の方が仕事ができる。
私の方が友達が多い。
私の方が稼いでる。
何においても自分の方が凄いって思いたい人が探りを入れて確認をしているんだと思います。
あとは自分がいないとダメでしょ?って確認をしたいのもそう。
困っていたら良い人のフリをして助けたり、心配をしているフリをして近付く。
これがこの人たちの怖い所です。
表では裏の顔を見せないように上手く立ち回っているつもりですからね。
ただ全員がそういうことを暴けないと思ったら大間違いですよ。
どんなにバレないと思っても分かる人には分かってしまうものです。
心配するフリをした敵なことを。
探りを入れて調査していることを。
それって自分はアホや〜♩って楽観的な人がやる行動じゃないですもの。
ずる賢いって言えば良いのか?
立ち回る方法や人を利用するやり方を知っていないと出来ない事だから、ある意味賢いんだと思います。
完全に頂点になりきれなかった人が中途半端な知識と経験を持つと、こういう悪い方向に使ってしまうのだと思っています。
それよりだったらアホそうでも探りとか入れず、普通にコミュニケーションをとってくれる人の方が何倍も居心地が良いです。
中途半端に賢いのって1番厄介です。
探りたがりからは距離を置こう

私はもうそういう人だと勘付くと、連絡や話す内容も手短にしてそこまで会話のやりとりをせずスッと離れるようにしています。
そういう人にペースを持っていかれると、良からぬ使われ方をするので自分から離れるのが1番です。
そういう人の側にいると常に自分の近況を知られることになり、いつの間にか他の人まで知っている。なんて事はよくあるので(口が軽いので)情報を与えないことが大事なのです。
それをネタに色々面白がって話されていたら凄く嫌じゃないですか?
だいたいこういう人は話しているとちょっと違和感を感じると思います。
言っていることと行動が矛盾していたり、心配しているわりにあまり顔が心配そうじゃなかったり、なんとなくよそよそしい聞き方だったり普通に話をしてくれる人達とはちょっと違う表情や対応なのが分かってくると思います。
後妙に色々な人の事情を知っていたりとか。
それって色んな人の情報を得るために誰かしらと繋がっていないと得られない情報ですよね?
多分それとなく自分から探って聞いているから、それに気付かない人達が情報を与えてしまうのだと思います。
そして不幸なネタ、悩み事などは他の人にも話したい衝動にかられる。
そうやって自分のコミュニティを保ったり、自分はこんなに色々な事を知っているんだぞ!というアピールをしたいだけ。
私からすれば人のそういう話はネタにするもんじゃないって思うんですけど、こういう人達はこれが普通になってしまって何が悪いことなのか分かっていないのです。
でも知らず知らずに人を傷つけたり、人を裏切ったりしているので最後は誰からも信用されなくなりますよ。
本当に困った時に誰も手を貸してくれなくなりますよ。
もし思い当たる人がいたら、情報を与えないようにスッと離れるのが賢明です。
まとめ
どうも最近私の話が筒抜けになっているなぁ…
妙に会話の仕方がよそよそしいなぁ。
ニコニコしているけど、何を考えているのか分からない人だなぁ。
やたらと人の諸事情に詳しい人だなぁ。
言っていることや行動が矛盾しているなぁ。
そういう違和感を感じたら、連絡やコミュニケーションも必要以上にとらないし相手にしないこと。
そのうちこいつは腹立つなぁ。って思って、相手の方から離れていきますから。
探り野郎はターゲットを自分のコミュニケーションツールとして使い、仲間内で話題にして自分の方が上とかどうにか悪いところを見つけて人に言いふらそうとしか考えてないので一緒にいるだけ狂わされます。
一緒の立場って思われないように、何も告げずいるステージを変えた方が自分のためです。
最初に言ったとおりこういう手のタイプは「敵わない」って思った相手には手のひらを返したように従ったり、なんでも同調して嫌われないように上手く立ち回るので媚び売りも中々なものです。
だから一緒の目線に立たないこと。
相手にしないことがその人にとって1番屈辱的なのであえてそうするようにしましょう。
探り野郎からは一刻も早く距離を置きましょうね。