実は日本人って家事の水準が異様に高いと言われているのをご存知でしょうか?
アメリカやフランスなどに比べて、朝からせっせと炊事をしたり、手作りご飯じゃなければ主婦失格!と言われ、テーブルの上に5品とか並べられていないと手抜き!と言われたり、部屋の掃除、洗濯、料理、ゴミ出し…延々と繰り返される家事に縛られているのを気付いていますか?
海外の人達はいかに楽して美味しく食べられるかをよく考えているので、日本人のように1日中家事・育児で終える。なんて事は無いのです。
それから「男が仕事で女が家」みたいな風習もまだまだ根強くて、共働きが増えた今でも「女が育児・家事をやるのが当たり前」とされています。
ですが海外では「夫婦でできるところを分担して、協力しながらやれる方がやる」と言う考えの方が強いので女だから育児と家事を完璧にやれ!と言うのはほとんど無いそうです。
そう考えると私達日本人はとってもやりすぎているような気がします。
日本人女性達がやりすぎな家事内容をお話ししていきたいと思います。
毎日違う献立が当たり前

日本人ってこういう定食のような和膳を良しとする傾向がありますよね。
勿論料亭や飲食店でこれはとても有難くて、素晴らしい御膳だと思います。
ただこれを毎日こなす側の事を考えたら、とっても苦痛じゃありません?
しかも「共働き」だったとしたら、物凄い労力です。
料理がストレス発散になって好きな人なら良いですよ。
ただほとんどの人は「女が料理をしなきゃ」に囚われすぎていて、ご飯作りは辛いもの。となっています。
でも食べることが嫌いな人はそうそういませんよね?
作らなくて良い!って言われたときの開放感ったら。
「料理」に関しての呪縛が世の女性達を苦しめていますよね。
確かに健康は食事から!だけど、もはや作ることがストレスでそっちの方がおかしくなってしまいそうな位。
昔は「女性が専業主婦」だったので、こういった習慣が当たり前だったのかもしれませんが現代を見たらどうでしょう?
働いている女性は大勢います。
働く時間で言ったら旦那さんの方が多いにしろ、女性だって暇人ではありません。
家の中にいてもやることはぶっ続けであるし、働いていたら尚更自分の時間なんてありません。
それなのに毎日5品神話とか続けろと?
そんなのご免ですよね。
しかも毎日違うメニューで!なんて言われたらプレッシャー以外の何物でもありません。
フランスに移住した人たちが口を揃えて言うのが「家事がとっても楽!しかも美味しい」です。
見た目もお洒落で、美味しくて、手間がかからない野菜とかが沢山売られているんですよ。
しかも普通のスーパーで。
日本はどうでしょう?
カット野菜こそあるものの、やっぱり野菜・肉・魚を1から切って、下味・下処理をして、そこからやっと調理開始して、様子を見ながら個人に合った味付けをしていく。
もうパニックを起こします。
これを5品とか言われたらストレス以外の何物でもありません。
そう考えると日本人って「食」に対してこだわりが強すぎる所があります。
こうじゃなきゃダメ、こうしなきゃいけない。みたいな。
勿論日本食って凄く素晴らしいものだけど、それは料亭などで十分です。
一般の普通に働くお母さんが1日中料理をしていたんじゃ、料理で1日終わりそうです。
それは生きている時間が勿体ない!
料理をするためだけに産まれてきた訳でもなく、こだわりたい人だけがこだわれば良いのだから一般家庭でこの量を毎日こなすのはハッキリ言ってしんどいです。
しかもその上味がまずい!なんて言われたら、買ってきた惣菜の方がお金も無駄にならないんじゃ…ってなりますよね。
日本にいる主婦の人達は朝から晩まで料理を頑張りすぎ!
好きなら文句なし!
趣味みたいなものですからね。
ただ、働く女性が増えた現状で昔の「手作り神話」はもう古いです。
買ったものだろうと、カット野菜だろうと美味しく食べられたら結果満足じゃないですか?
もうちょい料理をルーティン化したり、手を抜きましょう。
そしてそれを旦那さん側も理解してあげましょう。
味や量はこだわりたい人がこだわれば良いだけの話です。
掃除を求めすぎ

部屋なんて片付いていて、ある程度綺麗なら良くないですか?
お金を貰って営業しているホテルじゃあるまいし、掃除をいくら毎日した所でそれに対する対価は貰えません。
自己満足のみです。
勿論綺麗なのは素敵なこと。
居心地も良いですしね。
ただそれも潔癖症だったり、掃除が超好き!って人がやれば良いだけの話。
ある程度の衛生管理は必要ですよ?
カビが生えたままとか、ホコリだらけは問題アリですが、ある程度綺麗が確保できているなら毎日毎日掃除ばかりしなくても良いです。
必要最低限、生活が確保できている綺麗さと物の整理さえ出来ていれば結果オーライ!です。
掃除もあまりこだわりすぎるとキリが無いので、掃除好きな人以外は掃除しなきゃ!と自分を追い込むと疲れてしまうので過度な綺麗維持はやめましょう。
日本人は家事ばかりで1日を終えている

朝起きてから夜寝るまで家事に追われていませんか?
それで笑顔が消えたり、鬱っぽくなるのなら結局人生も楽しくないし、家事専用マシンじゃあるまいし家事も楽しめないと生きててつまらないと思います。
もう何世帯で協力して家事や仕事をできるわけじゃないですし、核家族かつ共働きが増えた今、このやり方は効率が悪いし、超ストレスです。
やりたい人だけがこだわってやれば良いだけ。
一時期問題になったキャラ弁とかもそう。
すっごく可愛いけど、それを強制されると嫌な人も沢山いる訳です。
だって別にキャラ弁作りが好きじゃないから。
でも逆に掃除はめっちゃする人かもしれないし、仕事がバリバリできる人かもしれない。
それを「皆同じくらいできて当たり前」は違いますよね。
人それぞれ得意・不得意があるし今の時代は便利で頼れるものも沢山ある。
昔の名残は無くして、自分が苦手なところは何かで補う、得意なことは一生懸命やるで良いのです。
そうして時間を使っていかないと、毎日ただ料理・洗濯・掃除・仕事をしての繰り返しだと息抜きする時間がなくておかしくなっちゃいます。
丁寧・手間暇にこだわりすぎないようにして毎日楽しく家事をしないとですね。
まとめ
日本人は家事をしすぎ!と言われますが、昔の名残がまだまだ根強いのでしょうね。
ただ近年は働く女性が当たり前になりつつあるので、ちょっとずつ家事・育児を手伝うお父さんも増えてきています。
本来はそれが当たり前。
だって子供は2人の子供でしょう?
お母さんだけが子供の親ではありません。
料理・洗濯・掃除も手が空いてる方がやっても良いでしょう?
だってお母さんも働く時代になっているから。
そうやって協力しながら楽しく毎日こなしていかないと、「無理して頑張ることが美徳」は違います。
日本人は根性論とかが多いので、ストレスを抱えがちです。
そうじゃなくてもっと楽に楽しく人生を過ごさないと、年老いてからやりたいこともできないまま終わっちゃいますよ。
子供との時間も限りがあるし、家事への先入観で縛られないように自分から解放していきましょう。