節約と聞くと安い食材を買ってきて、それを上手く調理してナンボな所がありますよね。
でも私は本当にそうかなぁ?と思います。
私も一時期「胸肉」や「もやし」を使ってかさまし料理とか節約料理を頑張って作っていましたが、家族に不評だしどんなに工夫をしても素材の味に飽きてしまって、手をつけない日が続いたり…
頑張ってレシピを一生懸命調べながら作ったのに、誰も満足してくれなくて挙げ句の果てに残される…と言う現実に当たり「節約ってどうすれば良いのだろう?」と迷いました。
確かに単価の安いものを使えば安く済みます。
ただ人間と言うのは「食欲」と言う欲求があるので、食べることで欲を満たしていますよね。
なので「食」と言うのは満足度やストレス発散に結構繋がっていると思うのです。
それを我慢してまでする事なのか…?疑問に思いました。
逆に心がギスギスして違う所で発散してお金を使ってしまわないか?心配になったのです。
それから、「物」に関しても節約思考と言うのは良くない部分もあります。
一時的には安く済んでも長い目で見たときにそれが生活にプラスになって、満足感の得られるものになっているのか?という点で疑問がありますよね。
これらを全て見直してみると食や物で普段から満足感を得れないと他で散財してしまう傾向にある事が分かったのです。
それを今回はお話ししていきたいと思います。
外食が多くなる

節約料理に使う食材ってだいたいお馴染みですよね?
胸肉、もやし、豆腐、うどんとか…
確かに1つの食材でもレパートリーを変えれば味は変わりますが、食材自体が変わらないのでやっぱり限界があります。
味の奥底に感じる食材感が同じなので、どうしても口が受け付けなくなります。
食費を減らすには元々が安いものを使うことが1番の近道だけど、なんだか人生を損している気分で。
せっかくならこの世にある美味しいものを食べて生活しないと勿体無いって感じます。
しかもこれが続くと普段我慢しているせいか、旦那が休みの日になると無意識に外食に行っている自分達がいたのです。
家での食事が満足できないと、外に出る。と言うのは本当だと思います。
平日は旦那も仕事をしているから時間が無くて行けないだけで、旦那が休みの日になれば時間があるから外食だって行けちゃうんです。
でも今はそんなに外食に行かなくなりました。
何故か?
普段から食べたいものを食べるようにしているから、わざわざ外食に行かなくても良いや〜って思うようになったからです。
ただし、生魚は「お寿司」が1番美味しいので生魚が不足しているなぁって思うと旦那が「寿司を食べに行きたいな〜」って言います。
体は正直だから今足りないものを欲するように出来ています。
そうしたら外食に行けば良いのです。
でも普段から同じ食材を使ってばかりいたり、似たような味、似たような見た目が続くと飽きちゃいます。
だから普段の食事からその時に自分が食べたい!と思う物を沢山じゃなくて良いから摂り入れるのです。
そうすると心が満足してあまり外食に行かなくなりましたよ!
レトルトを買わない主義は疲れる

今ってコンビニやスーパーで簡単に手に入る、冷凍食品・惣菜・弁当・レトルトとかいっぱいありますよね。
節約ってなるとこういうものは割高なので避けるようにしてしまいますが、手作り主義は疲れちゃいます。
日によって体調が優れない日があったり、今日はこの食べ物の気分じゃないなぁ…って言う日も出てきます。
そんな時に手作りにこだわっていると、精神的に辛くなるんですよね。
でもレトルトをストックしておけば時間もかからずササッと食べられるし、万が一自分が体調を崩していてもレトルト食品なら旦那だって調理できます。
ちょっと用事があって遅くなった日もすぐに食べられるものがあれば、わざわざその後外で食ベなくても良くなるし。
外食って1番お金がかかるので本当に食べたい時は思いっきり食べて、必要のないときは無駄遣いしないのが賢いです。
家にこういうものがストックされていないと今から作って食べるのは…となって買い食いしちゃったりするので冷凍食品とかレトルトとか簡単調理のものをストックしておくのも必要だと思います。
それと弁当や惣菜をたまには食べても良いですよね。
ちょっとでも手を抜ける時間を作れると心に余裕が出来るので、明日からは頑張ろう!と切り替えれたりします。
でも手作りをしなきゃ!となるとそれがストレスになる日もあるので、たまには惣菜や弁当を頼るのも悪くないです。
その代わり1回食べて満足したら明日は野菜たっぷりのご飯を作る!とか切り替えれれば料理に対するマンネリ化も防げて楽しめますよ。
安いものを買うだけが節約じゃない

本当に節約をしたいなら…安いものにこだわらない事ですね。
安物買いの銭失いって言葉がありますよね?
1円、100円をケチって買うと後から実用性が無くて後悔したり、質が安かろうな物もあるという事です。
勿論安くてもお洒落だったり、これは安いもので代用が効くと思えばいくらでも安く済ませます。
ただしこれに関しては妥協しない方が良いと感じるものは、ちゃんとお金をかけて買うべきです。
その方が物も大事に使うし、デザインも気に入っていて質の高いものなら尚更生活が潤います。
なんでも安く済ませよう!ではなく、自分が本当に欲しいと思っている希望になるべく沿っているものを選ぶ考え方に変えていくと本当に必要なのか?必要じゃないのか?の判断もちゃんとつけられるようになるし、好みでは無いものに囲まれた生活をしなくて済むので心も落ち着きます。
家にしばらく残るものは生活する上で常に使い、目で見て満足感を得て癒されたり、やる気を出したりするパワーグッズに近いものなのでやはり本当に欲しいのなら貯金をしたりして頑張ってお金を出して自分が満足行く物を選ぶことですね。
私の場合は「化粧品」ですが、なるべく安く済ませようとすると絶対に損します。
旦那も化粧品に関しては安いものを無理して使うのは反対派です。
やはり仕上がりにも差が出たり、質感、もち具合も全然違うので見た目にも出やすいです。
年齢が若ければ肌の若さで跳ね返せるのですが、25歳を過ぎた辺りからはやはり自分の肌質にも左右される所が増えてくるので安かろうな物はそれなりです。
安いから〜と買っては見たものの粉の質感が微妙だったり、モチが悪かったりしてダメだこりゃ…ってなったんです。
少し高くても自分の肌質に合っていて、質感とか色味とか綺麗に仕上がるものを選んだ方が顔も安っぽくならないです。
私も安く済むなら良いと思って安いものを買った時がありましたが、結局納得が行く仕上がりにならず捨ててしまった事も沢山あります。
なので化粧品でもなんでも安いから「我慢」みたいに妥協してしまうとダメですね。
心もギスギスしますし、使っていてもしっくりこなくてストレスになるので必要があればお金をかけて買う事も大事です。
贅沢だから節約にはならないんじゃ…と思いますが、生活する上で納得して使える1つの物にきちんとお金をかけることは無駄では無いです。
そして安いことにとらわれて購入する事の方がよっぽど後からの反動が出て、衝動買いしたり買い替えたり面倒な事になり節約になりません。
ですから「安い」だけに注目した節約は落とし穴も沢山あるので気をつけて下さい。
まとめ
節約とは安いものを買ってケチって生活する事。と思われがちですがそれは違います。
皆が節約さえも楽しんで生活できているなら良いと思いますが、その節約をする事で心が貧しくなったりケチくさくなったり衝動的に何かしたくなったりするようなら正しい節約とは言えません。
結局心に抱えたギスギス感は反動で別の事にお金を使いたくなってしまい、結果節約がもたらす貧しさがストレスに変わり違う所で大きく散財してしまう原因となります。
ですから、あまり無理に生活を切り詰めたり安い食材や化粧品を買ったり、日常的に使う家具や家電に妥協したりすると後から大きい跳ね返りとなって返ってくるのでやめた方が良いです。
限りあるお金の中で楽しく生活をし、生きている間にしか食べられないご飯や働けるうちにしか味わえない贅沢を味わっておくのも豊かに生きる上では大切です。
借金をしたり人からお金を借りるなんて論外で、誰でも分かることだと思います。
そうではなくて限りがある中で楽しむ心を持った方が逆に満たされていらないお金をストレス発散に使わなくて済みますし、結果節約になりますよ!と言うお話でした。